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児童たちが身近なSDGsを学ぶ 元ゲームクリエーターが Webサービスを設計【熊本】

子どもたちにSDGsを身近に学んでもらおうと熊本市の元ゲームクリエーターが
Webサービスを設計しました。このWebサービスを使った特別授業が先日、熊本市の小学校で開かれました。

【カジオ企画櫻井 真美取締役】
「『花咲くプラネット』を皆さんに届けて広めて、世界を変えていきたい。
SDGsをみんなと一緒に勉強していこうと思います」


熊本市中央区にある五福小学校で先日、6年生を対象に開かれた特別授業。

講師は、地域活性化に取り組む熊本市の企業『カジオ企画』の櫻井 真美さんです。
櫻井さんは元ゲームクリエーターで、児童たちがタブレットで開いているこちらのWebサービス『花咲くプラネット』を設計しました。

『花咲くプラネット』は、身近な場所で取り組まれている『SDGs』持続可能な開発目標について子供たちに知ってもらおうと発案しました。

このサービスはSDGsに取り組む企業や団体などが登録していて、地図上には
その事業所がカラフルな花のイラストで表示されています。

五福小学校周辺では、工芸品や食品を販売する11の企業などが『花咲くプラネット』に登録しています。
児童たちはこのサービスを使って身近な場所でどのようなSDGsの取り組みが
進められていているのかを調べました。

【カジオ企画 櫻井 真美取締役】
「古くから続いてきた食文化をみんなで考えて守っていく」
この日、紹介されたのは今年4月にオープンしたラーメン店『おだしと麺 むら平』です。

100年近くの歴史を持つ老舗のかつお節店『松魚むら平』がだしの魅力を多くの人に知ってもらおうと始めました。

SDGsに取り組む『おだしと麺 むら平』は販売用のかつお節を削った際に出る
粉末などでだしを取っていて、うまみのあるスープが自慢です。

削りたてのかつお節のトッピングなどもあり人気を集めています。

児童たちはフードロス削減などがSDGsにつながることを学びました。

【児童】
「『SGDs』という言葉は知っていたけど、内容は知らなかったから地域のお店を通して知ることができてよかったです」

【児童】
「子どもにSDGs、社会の問題はあまり関係ないと思っていたけど、授業を聞いてみると意外と身近で、僕たちでも社会に貢献できるんだなと思いました」

【カジオ企画櫻井 真美取締役】
「自分たちの地域を知ることは、子供たちが大人になったときに地域を守ることにつながる。大変だと子供たちに何かを求めるのではなく、楽しく手をつないで取り組むことができればうれしい」

『カジオ企画』では、このWebサービス『花咲くプラネット』を県外にも広げ、
「子供だけではなく幅広い世代に知ってもらいたい」としています。








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