太鼓やラッパの音に乗せ、威勢のいい掛け声が厳しい暑さの残る街に響きました。
藤崎八旛宮秋季例大祭のハイライト、神幸行列が１６日行われ、熊本市中心部は多くの人でにぎわいました。

午前６時、神幸行列は藤崎八旛宮を出発しました。神職を先頭に、随兵頭の大西熊本市長や甲冑を着た随兵などが続き、新町の御旅所を目指します。

そして、「ドーカイ、ドーカイ」の掛け声とともに、飾り馬と勢子が登場。

【堂前　泉紀　記者リポート】
「朝早くから多くの見物客でにぎわっている藤崎宮前です。大きな掛け声、そして太鼓の音があたり一帯に響いています」

６０団体、およそ１万２０００人の勢子たちは、太鼓やラッパの音に乗せて威勢のいい掛け声を響かせながら、街を練り歩きました。

【勢子】
「たのしい！」「息子と初めて出ました！」「年に１回の楽しみ」

そして行列は、飾り馬最大の見せ場である日銀熊本支店前へ。

勢子たちが見せる勇壮な馬追いは、会場を訪れた多くの人たちを魅了しました。

【見物客】
「サイコー」「意外と近くで見られて、来てよかった」「毎年来ている。これがなかったら秋が始まらない」

猛暑日となった１６日の熊本市。

まだまだ厳しい暑さが残るなか、それに負けない人々の熱気が市内を包みました。