熊本県内路線バスや市電などを半額 実証実験10月から開始へ
県内バス事業者5社と熊本市交通局は、県内の路線バスや市電などを半額で利用できる実証実験を10月から開始すると発表しました。
期間は5カ月間で、このような実証実験は全国で初めてだということです。
【高田 晋 共同経営推進室長】「いわゆるサブスクですが、常々やってみたいと我々思っていましたので、県の力(予算)を得て今回実現した」
『渋滞なくそう!半額パス』と銘打ったこの取り組みは来月1日から来年2月末までの5カ月間で、2500円の会員費を支払うと、県内全域で路線バスや熊本市電、電鉄などを半額で利用できるというものです。
平日は朝のピーク時を除く午前9時以降の利用が条件ですが、土、日、祝日は終日利用可能で、同伴者も対象です。
(大人は1人まで)登録すると専用のくまモンICカードと会員パスが発行され、ICカードで乗車し、降りるときに会員パスを運転士に提示することで半額で利用できます。
半額パスの販売は9月21日からで、サクラマチクマモトのバス案内所や各路線バスの営業所など約20カ所で購入できます。
県内バス事業者5社でつくる共同経営推進室によると、県内全域で、複数の交通機関が参加し、長期間にわたって行う半額サービスは全国でも初めての取り組みだということです。
共同経営推進室では、期間中1500人の登録を目指していて、利用状況などのデータを分析し、今後の渋滞解消や公共交通機関の利用促進策などにつなげたいとしています。