去年１２月、玉名市で高齢女性の首を絞めて殺害しようとした後、家に放火した罪などに問われている男の裁判員裁判です。

検察側は１８日、「非常に卑劣かつ悪質な犯行」と指摘し、被告の男に懲役１８年を求刑しました。

殺人未遂などの罪に問われているのは、玉名市岱明町のアルバイト従業員、吉田 修 被告（４０）です。

起訴状などによりますと、吉田被告は去年１２月、玉名市の住宅で、この家に住む７０代の女性の首を絞めて殺害しようとした後、家に放火して全焼させるなどした罪に問われています。

裁判員裁判２日目の１８日は論告公判が行われ、検察側は「非常に卑劣かつ悪質な犯行で、動機も身勝手」と指摘。吉田被告に懲役１８年を求刑しました。

一方、弁護側は「犯行は計画的ではなく、被告人も反省している」と主張。懲役１２年が相当であるとしました。

判決は、２０日（金）に言い渡される予定です。