高潮の影響で海水が護岸を越えて魚市場跡地に【熊本】
海水が護岸を越えてかつて魚市場として使われていた場所まで流れ込んでいます。
これは19日朝8時半ごろ、天草市牛深町の様子です。またその1時間ほどあと、
八代市の球磨川では河口付近で一時氾濫危険水位を越えました。これらは高潮によるものとみられています。
水位を図る『量水標』を手に水の中をバシャバシャと進む男性。
熊本県の職員です。
これは19日午前8時30分ごろの牛深港。
海水は護岸を越えてかつて魚市場として使われていた場所まで流れ込みました。
深さは20センチ程度です。
カメラマンが歩きながら撮影するとこの通り。
一方、それから1時間ほどあと、八代市鼠蔵町の球磨川河口付近ではおよそ30分にわたって氾濫危険水位を越えました。
近くで働く人によりますと、水は海岸沿いの道路に達し、流木がひっかかるなど
影響が出たといいます。
【近くで働く人】
「9時ぐらいから堤防を越えて、9時半ぐらいには、道の近くまで全部漬かってしまった」
これらは18日の満月を中心とした大潮に満潮が重なったことによる高潮で、県内では一部の海岸で海水が護岸を越えました。
気象台では、21日にかけて満潮時刻を中心に海岸や河口近くの低い土地で浸水や冠水の恐れがあるとして注意を呼びかけています。