熊本県は八代地域に県営工業団地整備へ 2028年度分譲開始を目指す【熊本】
熊本県は19日八代地域に整備を検討している県営工業団地について、八代市内の内陸部で候補地を選定したと明らかにしました。TSMCの進出効果を県南地域に広げる狙いがあり、2028年度の分譲開始を目指します。
【木村知事】
「(八代)市内陸部において約25ヘクタールの工業団地を整備することとし、
近く整備箇所を公表した上で基本設計や地元への事業説明に入りたい」
八代地域での県営工業団地の整備をめぐっては、TSMCの経済波及効果を県南地域に広げることを目的に去年12月、当時の蒲島知事が整備方針を発表。
その後、県は八代市の協力を得て候補地の選定作業を進めていました。
19日の県議会で、木村知事は「水や電力の確保などあらゆる項目を検討した結果、
八代市内の内陸部のおよそ25ヘクタールの土地で整備する」と述べました。
分譲開始時期は2028年度を目指すとし、企業の投資意欲を逃さないよう、進出を希望する企業とは造成前でも仮契約を結べるようにしたいとしています。
【木村知事】
「県南地域、特に八代地域は大きな工業団地がないのが現状。一方で、企業の投資意欲は盛ん。八代を中心に、県南地域の発展振興のために全力で事業に取り組んでいきたい」