会社に約8200万円の損害を与えた疑いで元従業員の男を逮捕【熊本】
去年、当時勤務していた会社の業務に必要のないギフトカードなどを自分名義で発注し、会社に約8200万円を支払わせ、損害を与えた疑いで熊本市の男が18日、逮捕されました。男は容疑を認めているということです。
背任の疑いで逮捕されたのは、熊本市東区神園に住む、会社員 石本 真太郎 容疑者(39)です。
警察によりますと、石本容疑者は2023年3月から9月までの間に、当時、勤務していた広島市に本社があるヘルスケア関連の会社で、業務に必要のないギフトカードなどを顧客へのキャンペーンや社員表彰の景品などの名目で自分名義で発注。15回にわたって購入代金合計8190万円あまりを会社に支払わせ、損害を与えた疑いが持たれています。
2023年9月、勤務する会社から「社員が事業目的と偽ってギフトカードなどをだまし取った」と被害の届け出があり、警察が金の流れなどについて、約1年かけて裏付け捜査をしていました。
ギフトカードなどは換金されていたということです。
警察の調べに対し、石本容疑者は容疑を認めていて、「だまし取った金で投資をして、金儲けがしたかった」などと供述しているということです。