大西市長と教育長が陳謝 議決を経ず教師用指導書購入約7億3500万円【熊本】
総額は現時点でおよそ7億3500万円に上るということです。熊本市の大西市長と遠藤教育長は、先日発覚した議決を経ずに購入していた教師用指導書の問題について陳謝しました。
熊本市の条例では予定価格4000万円以上の財産の取得には議会の議決が必要と
定められていますが、遠藤教育長は9月19日に明らかにした今年度購入分の教師用指導書およそ2億7700万円だけでなく2015年度、16年度、20年度、21年度の購入でも議決を経ていなかったと明らかにしました。
総額は合わせておよそ7億3500万円です。
【遠藤洋路 熊本市教育長】
「不適切な支出を繰り返していたことはあってはならない重大な事態であると認識しております。市民の教育行政に対する信用を失墜させることになり、議会、市民の皆さまに対し、おわびを申し上げます。大変申し訳ありませんでした」
また、大西市長は25日の議会運営委員会で今回の事態を陳謝したうえで、現時点の判明分の追認議案を議会最終日の27日に提案すると明らかにしました。
市教委は、さらに過去にさかのぼって調査を進めているとしています。