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映画製作に取り組む大学生たちが集い作品を上映 その魅力とは【熊本】

九州で映画製作に取り組む大学生たちが集い、それぞれの作品を上映する『九州学生映画祭』が、先日、熊本市で開かれました。企画したのは熊本大学映画研究部。商業映画とは一味違う学生映画の魅力あふれたイベントに密着しました。

【九州学生映画祭 山内 雄大 実行委員長】
「コロナで映画を撮ることができないという大学・団体が多くあったので、一度集まって九州の学生映画を盛り上げていこう、振興していこうという思いと学生映画の面白さを九州の人に広めたいという思いから映画祭を企画した」

先日、熊本市で開催された『九州学生映画祭』。

熊本大学映画研究部のメンバーが中心となって企画したこのイベントには、九州各地から5つの大学などが参加しました。

出展されたのはショートムービーや1時間を超えるものなど全部で7作品。

ホラーや刑事モノ、SNSトラブルを扱ったものなどテーマも様々です。

熊本大学映画研究部は『ヴィネット』という作品を上映しました。


【熊本大学映画研究部 Qbrick 『vignette』】

去年5月から構想を練り始め、1年以上かけて撮影したこの作品。
生きることに悩む若者の姿を描きました。

また、この日は『愛がなんだ』などの作品で知られる映画監督の今泉 力哉さんを
特別ゲストに招き、トークショーも開催。

【今泉 力哉 監督】
「(映画の)中の人たちの悩みとかはテンポよく表現できることもあるかもしれないが、(映画の)中の時間が停滞したり、ある種退屈な時間があるからお客さんも(映画の中に人の悩みの)重さを感じられることもある」

脚本のポイントや効果的な演出方法など魅力的な映画を作るためのアドバイスを送りました。

【来場者】
「学生たちは色々なことを考えていて、色々な感性があっていいなと思った」
「学生でしか感じられない心情や見ている世界が見られてすごく楽しかった」
他の団体の作品を鑑賞したことは、学生たちにとっても刺激になったようです。

【熊本大学映画研究部作品『vignette』監督 大川 凜子さん】
「楽しかったし頑張ったとは思うが、もうちょっとやれたなとか、悔しいなという気持ちがあった。スクリーンで上映する機会があるとすごくいいなと思ったので、続けていければいいなと思った」

【今泉 力哉 監督】
「作った作品をお互い見る場ができてその意義はすごく大きいし、今回、参加していた5つの大学がまた来年も参加して引き継がれたらすごくいいし、(そうなれば)
新しい監督、ライバルが出てきてやだなと(学生たちが)悔しがる未来がある気がする」

実行委員長の山内さんも「このイベントをきっかけに学生映画の輪を広げていきたい」と話します。

【九州学生映画祭 山内 雄大 実行委員長】
「学生映画の特徴である色々な規制や枷がない中で自由な映像を撮れるというところを大事にしつつ、色々な人が面白いから学生映画観たいなというような世間になるとうれしい」

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