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熊本市飲酒運転事故 大西熊本市長が事故現場で黙とう飲酒運転撲滅を呼び掛け

今年6月、熊本市中央区で熊本市児童相談所の職員が飲酒運転の車にはねられ、死亡した痛ましい事故がありました。このような事故が二度と起きないようにと、熊本市の大西市長は27日事故現場で黙とうを捧げ、飲酒運転撲滅を呼び掛けました。

この事故は、逮捕・起訴されたホストクラブ従業員の男(23)が6月15日の早朝、酒気を帯びた状態で軽自動車を運転。熊本市中央区細工町の交差点で歩道に突っ込み、熊本市児童相談所職員の女性(27)が車と信号機の柱に挟まれ、死亡し、
一緒にいた知人の女性がけがをしたものです。

警察は男を過失運転致死などの現行犯で逮捕しました。

しかし、その後の捜査で、男が歩道に突っ込み女性2人を死傷させる事故を起こす直前、トラックに追突する別の事故を起こし、その現場から逃走しようと時速70キロ以上でおよそ240メートルにわたって車をバックで走行させていたことが判明。

熊本地検はより罪の重い危険運転致死傷罪を適用し、起訴しました。


このような事故が二度と起きないようにと、秋の全国交通安全運動にあわせ、熊本市の大西市長や職員らは27日死亡事故の現場を訪れ、黙とうを捧げました。

そして、大西市長は警察の協力のもと、現場付近を通る車のドライバーや歩行者に
チラシを手渡し、飲酒運転撲滅を呼び掛けました。

【大西市長】
「飲酒運転をしていなければこんなことは絶対なかった。きょうだけでなくて年末の飲酒の機会の多い忘年会シーズンに向けて啓発活動をしようと思っている。
飲酒運転のない熊本を目指して横田さんの無念さを胸にしながらしっかり活動を継続したい」

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