玉名市が住民から下水道使用料金を20年以上にわたり誤徴収【熊本】
玉名市は下水道の使用料金を20年以上にわたり住民から誤って徴収していたと27日、発表しました。
玉名市によりますと、少なくとも2000年4月から2024年8月までに市内に住む男性から下水道の使用料金あわせて約85万円を誤って徴収していたということです。
男性から相談を受けた市の相談員がトイレのくみ取り手数料と下水道の使用料金を支払っていることに気づき市が調査。
現地で確認したところ男性の住宅は下水道への接続がなく本来支払う必要がない下水道の使用料金を払っていたということです。
市は記録が残る24年以上前からこの状況だったとして還付加算金と計約94万円を返還することにしています。
玉名市ではおよそ2カ月の間に公用車の車検切れなど今回の誤徴収を合わせて4件のミスが明らかになっています。藏原 隆浩市長は「市民の信頼を損ねた」と陳謝したうえで近く自身の処分案を議会に提案する考えを示しました。