KMバイオロジクス フランス企業開発中インフルエンザワクチン国内ライセンス選択権で契約【熊本】
熊本市北区にある製薬会社KMバイオロジクスはフランスの企業が開発を進めるインフルエンザワクチンの国内ライセンスの選択権の契約を結びました。
締結式には、KMバイオロジクスの永里 敏秋 社長とフランスのバイオテック企業・「オシバックス」のアレクサンドレリヴェルCEOが出席しました。
インフルエンザウイルスは140以上の種類があり、これまでのワクチン製造では毎年の対応が必要な上、パンデミックを引き起こすような新型インフルエンザが発生した際は、ワクチンの製造に時間がかかります。
オシバックスが開発中のインフルエンザワクチンは、ユニバーサルワクチンと呼ばれるタイプのもので変化しづらいウイルスの核の部分に着目しています。
季節性や新型など幅広いインフルエンザへの有効性が期待され、現在、海外で治験が行われているということです。
【KMバイオロジクス 永里 敏秋 社長】
「季節性でもパンデミックのインフルエンザウイルスでも先に備蓄ができ準備ができる点にメリットを感じる」
今回の契約でKMバイオロジクスは、国内での独占的なライセンスの選択権を得ていて、今後の治験での有効性や安全性の結果を受けて、最終的なライセンス契約を結ぶか判断する予定です。