『若者・ヤングケアラー支援センター』開設 【熊本】
家族の介護や日常生活上の世話を過度に行っている子どもや若者ヤングケアラーなどを支援する拠点ができました。
熊本市は1日、『若者・ヤングケアラー支援センター』を開設します。
1日の開設を前に30日、センターが公開されました。
ここでは引きこもり、不登校など悩みを抱える若者や、ヤングケアラー本人などからの相談に応じ、必要な支援につないだり、勉強や読書、インターネットなど自分のやりたいことができる居場所として使うこともできます。
【熊本市 若者・ヤングケアラー支援センター 全体運営責任者 畠本靖子さん】
「(ヤングケアラーは)小さいときから「自分のお手伝い」と理解して家の中の仕事をしているかと思います。身近にいる大人たちの気づきがあってセンターに連絡いただけたらと思っています。福祉的サービスも加えてその子の人生を取り戻したいと思っています」
支援センターには、社会福祉士、臨床心理士など3人の職員が常駐しているほか、非常勤で精神科医や弁護士、社会保険労務士も配置。
対象は熊本市在住の小学生から30代までを想定していて、本人が病院や支援機関などに一人で行くことが不安で難しい場合は職員が同行します。
熊本市の若者・ヤングケアラー支援センターは中央区神水2丁目、第二空港線沿いに設置されています。
メール、ラインでも相談可能。センターは1日午前9時、開設です。