富田宇宙選手が大西熊本市長にパリパラリンピック競泳 銅メダル獲得を報告
パリパラリンピックの競泳400メートル自由形と100メートルバタフライで銅メダルを獲得した済々黌高校出身の富田宇宙選手が熊本市役所を訪問しました。
29日夕方、拠点のある東京から飛行機で熊本空港に降り立った富田選手。
居合わせた観光客からはパリパラリンピックでの活躍をねぎらう声もありました。
そして一夜明けた30日は母・麻美さんと共に熊本市役所を訪問。
出迎えた大西市長から花束が手渡されると、集まった職員からは大きな拍手が贈られました。
【大西 一史 市長】
大西市長は「障がいを乗り越えるのではなく、自身の『強み』にしていく姿に勇気をもらった人も多いと思います」と述べ、東京大会から2大会連続でメダルを獲得した業績を称えました。
また、今後の目標について問われた富田選手は…。
【富田 宇宙 選手】
「僕自身も障がいを持っていろんなことで苦しみましたけどそういうことが無くていい社会にするために選手として頑張っているというモチベーションがありますから。」「どちらかと言うと社会活動家だったり社会起業家だったりそういった具体的な活動を形にしたうえでそれでもまだ水泳選手として戦えるのであれば、ロス(パラリンピック)の舞台に立ちたいと思います。」
富田選手は今後一週間ほど熊本に滞在し家族と共に過ごす予定。その後は11月の大会出場を目指して東京や海外でコンディションを整えるということです。