熊本市庁舎移転建て替え議案採決めぐり2人が会派を脱会【熊本】
熊本市の庁舎移転建て替えへ方針を決定づけた9月議会。最終日の採決から4日、
議会に動きがありました。第2会派・熊本自民党では賛成とした会派の方針に反し採決で4人が反対。このうちの2人が1日会派を脱会しました。
9月30日開かれた熊本市議会の第2会派・熊本自民党の議員団会議。
話し合われたのは9月27日の議会最終日の採決をめぐる問題です。
大西市長が9月議会に提出した庁舎建て替えの関連予算案、議案は賛成多数で可決されました。
熊本自民党も会派として賛成としたものの、所属する12人中、紫垣 正仁副団長、
高本 一臣幹事長、藤山 英美議員、松川 善範議員の4人が採決で会派の方針とは違う「反対」の意思表示をしました。
このうちの2人、高本・松川両議員は9月30日の会議で会派を離れる意向を示し、
出席した大方の議員が「会派としてけじめは必要」とする意見を述べたということです。
【高本一臣議員】
「脱会することになりましたのでその届をお持ちしました。同時に新しい会派結成届もお持ちしましたのでよろしくお願いします」
両議員は、1日熊本自民党を脱会し新会派『創生熊本市議団』を結成しました。
【高本一臣議員】
「会派の総意に従わなかったわけですから、それなりの責任を取らないといけないという形で今回の脱会に至りました」
【松川善範議員】
「出る覚悟を持って(議案に)反対したということです」
両議員は、「今後も是々非々のスタンスでチェック機能を果たしていきたい」としています。
4年前、建て替えをめぐる議論で2つに分かれた自民党。
建て替えに関する議案への採決をめぐり1日、さらに3つに分かれました。