熊本市は『市電延伸室』を設置 仮称・東町線の延伸を進め沿線の地域活性化についても検討
熊本市は1日市役所内に新たに『市電延伸室』を設置しました。2031年度の開業を目指す仮称・東町線の延伸を進め、同時に沿線の地域活性化についても検討します。
【大西市長】
「9年以上にわたってこの議論を続けてきたわけですが、ようやく今回、設計予算が可決しスタートを切ることができたということは大変感慨深い気持ち」
関連予算案の議決から4日後の1日、市・移動円滑推進課内に市電延伸室が設置されました。室長以下7人の態勢です。
仮称・東町線は健軍町電停から熊本市民病院までおよそ1.5キロを延伸するルート。
概算事業費はおよそ141億円で、今後設計が進められますが市はルート沿線の用地買収が必要と説明しています。
【市電延伸室 太江田真宏室長】
「利便性向上だけでなく、市電延伸の事業を契機に地域が活性化していけるように
(市民と)意見交換をしながら進めていきたい」
市電延伸室では、10月5日を皮切りに市民説明会を4回開催します。
これは都市計画変更に向けたもので説明会では用地買収に係るおおむねの範囲が示されるということです。
2031年度の開業を目指し近隣のまちづくりの議論も本格化することになりそうです。