熊本市電が交差点でまた信号無視 運行トラブル止まらず 今年12件目【熊本】
再発防止策を出したものの熊本市電の運行トラブルが止まりません。2日昼過ぎ、熊本市中央区を走行中の市電が交差点で信号無視をし電停に向かうトラブルがありました。運行トラブルは今年に入って12件目です。
こちらは熊本市役所の屋上に設置しているTKUの情報カメラの映像です。
交差点で信号無視したとみられる市電が確認できます。
【熊本 竜太 リポート】
「信号無視を繰り返す度に『信号の確認を徹底する』という防止策を繰り返す交通局。全職員は乗客の命を危険にさらしている現実ともっとちゃんと向き合うべきではないでしょうか?」
【熊本市交通局の会見】
「誠に申し訳ございませんでした」
熊本市交通局によりますと、2日午後0時20分ごろ、熊本市中央区の銀座通り歩道橋付近を市役所方向から熊本駅方向に向かっていた熊本市電が、信号を無視し花畑町電停方向に走行しました。
目撃した人から交通局に連絡があり、トラブルが発覚。約40人の乗客にケガはなく、60代の男性運転士は「右折車に気を取られていた」と話しているということです。
今年に入って毎月のように相次いでいる熊本市電の運行トラブルは重大事故と重大インシデント4件を含む12件目で、信号無視は3回目です。
また、熊本市交通局はインシデントに該当するとして九州運輸局に報告したということです。