パリパラリンピック 車いすラグビー金メダリスト 島川 慎一 選手が地元・長洲に凱旋【熊本】
パリパラリンピックの車いすラグビーで活躍した島川 慎一選手が21日、出身地の長洲町に凱旋し、金メダル獲得の報告をしました。
パリパラリンピック後、初めて長洲町の母校を訪れた島川 選手。(旧・腹栄中学校現・長洲中学校)
中学生や町の関係者など約400人が見守る中、中逸 博光 町長から『スポーツ功績名誉表彰』が授与されました。
2004年のアテネ大会から6大会連続で出場し、パリ大会で悲願の金メダルを獲得した島川 選手は「チーム最年長でも若い選手のように動けるよう努力を重ねてきた」と話し、「壁にぶつかっても嫌なことがあっても、チャレンジを続けてほしい」と町民にエールを送りました。
夏のパラリンピック競技で唯一、車いす同士のぶつかり合いが許された車いすラグビー。21日はその衝撃を中学生が体験しました。
【体験した生徒】
「今まで受けてきた衝撃で一番強かった」
【島川 慎一 選手】
「再来年、世界選手権があったりするので、一つ一つ代表選手に食い込んでしっかり貢献できるように。その結果、その先に(4年後の)ロスがあるのかなと思う」
車いすラグビーの先駆者として第一線で走り続ける島川選手。「代表選手であり続けたい」とエネルギーに満ちあふれる一方で、「今後は若手の発掘や強化も必要」とも話していました。