県立熊本高校 華道部『Ikenobo花の甲子園』全国大会へ【熊本】
花を生け、技術力や構成力などを競う『花の甲子園』全国大会に県立熊本高校が出場します。3人がリレー形式で花を生けていくもので、練習に励む華道部の部員たちに意気込みを聞きました。
【華道部員たち】
「礼」
県立熊本高校の華道部です。
彼女たちは今年8月、熊本県と鹿児島県から9チームが参加した『Ikenobo(いけのぼう)花の甲子園』の九州南大会で優勝。
11月17日に京都市で開催される全国大会に向けて練習に励んでいます。
『花の甲子園』は華道の流派の一つ『華道家元池坊』が主催するコンクールで、全国12のブロックで地区大会が行われました。
全国大会はリレー形式。3人で1つの作品を「いけこみ時間」の30分で完成させます。
使用する花『花材(かざい)』は当日知ることになるため、練習では、いくつかのパターンを想定します。
全国大会のテーマは『青春』。
さらに3人は『夢と希望』というコンセプトを決めました。
「我々の夢と希望を託しています」
「作品の主役はガーベラだから」
夢と希望を託したガーベラの存在感を出すため、『ドラセナ』という葉で背景をつくります。
横に伸びる葉『ニューサイラン』は、羽ばたいていくトンボの羽をイメージ。
カーネーションなどで花をいける器〈花器〉の口を小さくまとめることで、トンボの羽を大きく見せます。
【華道部2年 後藤 悠香 部長】
「花の顔というか姿を考えて一番内面の美しさが出るのはどの角度かを意識して制作しました。2年生1人で、1年生が入らないと甲子園の出場すら危ぶまれる状況だったので、入部してくれた後輩への感謝と、一緒に全国大会で精いっぱい3人で頑張れたらと思います」
3人は全国大会当日に知らされる花材で、どのような作品を作るのでしょうか。
【華道部 指導者 小夏 一耕さん】
「悔いがないように、結果は分からないが最善を尽くすことでどのような結果が出ても満足がいくのでは」
これまでの練習の成果を披露する『花の甲子園』全国大会に向けて、練習は続きます。
【華道部員たち】
「全国大会、頑張るぞ!フラワーファイト!」