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鹿児島出水市の鳥インフル受け熊本県が対策会議 防疫態勢レベル引き上げ

鹿児島県出水市の養鶏場で死んだニワトリから毒性の強い高病原性が疑われる鳥インフルエンザウイルスが確認されました。養鶏場での感染確認は今シーズン九州で初めてで熊本県は、対策会議を開き、県内で発生した場合の対応を確認しました。

鹿児島県によりますと、出水市の養鶏場で19日、複数のニワトリが死んでいるのが確認され、遺伝子検査の結果、高病原性が疑われるH5亜型の鳥インフルエンザウイルスが確認されたということです。

この養鶏場では、20日朝から飼育されていたニワトリ、約12万羽の殺処分を開始しています。

感染確認を受けて熊本県では20日、対策会議を開きました。

会議では、出水市の事例が今シーズン8道県で10例目と例年より早いペースである現状と、県内で発生した場合の対応などについて情報を共有しました。

熊本県は搬出制限などが行われる現場から半径10キロの区域には含まれないものの、防疫態勢をレベル『1』から『2』に引き上げ、県内の192カ所の養鶏農家に対して、21日消毒命令を出すことにしています。

熊本県によりますと、県内全ての養鶏場で現時点、異常がないことを確認したということです。

また、木村知事は、養鶏農家に対して「一層の消毒を徹底し万全を期してほしい」と注意を呼び掛け、県民に対しては「市場に出回る鶏肉や卵は安全なので、安心して食べてほしい」としています。

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