感染症『エムポックス』 KMバイオワクチン緊急使用リスト登録
WHO・世界保健機関はアフリカ中部で急速に広がる感染症『エムポックス』について、熊本市北区にあるKMバイオロジクスが製造した天然痘ワクチンを緊急使用リストに登録しました。『エムポックス』は『サル痘』と呼ばれていた感染症で、緊急使用リストに登録されたワクチンは世界で2例目です。
WHO・世界保健機関の緊急使用リストに登録されたのは、KMバイオロジクスの天然痘ワクチン『LC16』です。
『エムポックス』は『サル痘』と呼ばれていた感染症で、ことし8月にアフリカ中部で急速に感染が広がったことから、WHOが『国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態』を宣言しています。
KMバイオロジクスによりますと、19日、『LC16』がWHOの緊急使用リストに登録されたということです。
緊急使用リストに登録されたワクチンは世界で2例目で、登録により、国際機関などが途上国にワクチンを調達・供給することが可能になります。
KMバイオロジクスは「国際的な公衆衛生上の緊急事態への対応に貢献したい」とコメントしています。