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『発破』研修会 熊本県内で15年ぶりに開催 保安技術を学ぶ

トンネル工事や採石場で、岩石に火薬などを仕掛けて爆破する、いわゆる『発破』の研修会が県内では15年ぶりに22日、山鹿市で開かれました。

研修会には県内の業者など約100人が参加し発破作業の手順やその威力を学びました。

山鹿市の砕石場です。

「311キログラムの大発破になります」

画面右側にせり出した高さ約7メートルの岩盤の崖には、約300キロの爆薬が仕掛けられています。

【発破ON】

一瞬、体がよろめくほどの衝撃と轟音に圧倒されます。

熊本県と県火薬保安協会が15年ぶりに開催した『発破研修』には県内の土木業者の若手社員や警察・消防など約100人が参加。

指導員から発破に使われる火薬の特性や機材の取り扱い方について学び、用途に応じた火薬の燃焼実験も行われました。

【岩石の発破ON】

トンネル工事や採石場だけではなく、工事中に出る大きな岩石を短時間で撤去するのにも用いられる発破の技術。今はダイナマイトに変わり、さまざまな火薬や爆薬を使い分け、電気点火で安全な作業が行われていますが、後継者不足は火薬を取り扱う業界でも課題です。

【熊本県火薬保安協会 宮崎 秀幸 指導員】
「若い人が減った。危険な仕事だし」
「初心に帰れですよ。火薬をなめたらだめ」

【発破ON】

インフラ整備には欠かすことのできない発破技術。参加者はその威力と保安技術を学んでいました。

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