登下校時の見守りに感謝 小中学生が恩返しの清掃活動【熊本】
小・中学生が校区内を清掃活動。込められていたのは登下校時の見守りに対しての「ありがとう」の気持ちです。
どこをきれいにするのかをあらかじめ児童生徒が計画するなど、子どもたちが主体的に取り組んだ活動を取材しました。
これは西合志中学校と近くの2つの小学校が合同で行ったもので、今年で3回目。
西合志中では、学年ごとに注意点を確認したあと、班ごとにあらかじめ自分たちで決めた清掃場所へと向かいます。
【生徒たち】
「こんにちは」
【地域の人】
「きょうは皆さんと作業ができて楽しい1日を過ごせると思いますのでよろしくお願いします」
【子どもたち】
「よろしくお願いします」
担当場所に着くと小学生たちと合流。こちらの公民館では、地域の人たちも一緒になって庭木の剪定をしたり、花壇に花を植えるなどしました。
校区内では、地域住民による登下校時の見守りが盛んで、子どもたちによる清掃活動は地域への恩返しとして始められました。
【西合志中学校 1年 井村 凛 さん】
「自分たちの住んでいる地域の掃除ができてとても心が気持ちよくなります」
【西合志中学校 1年 江里口 星奈 さん】
「私たちが先輩としてしっかり小学生たちに教えながら作業するのが楽しいです」
【西合志中学校 1年 富永 勇矢 さん】
「登校するときとかにおじいさんたちが旗振りをしたり、時間を教えてくれたりするから(恩返しできるのは)とてもいいと思います」
【西合志中央小学校 6年 本田 理桜 さん】
「先輩たちとか地域の方たちがすごく優しく接してくれたので楽しかったです」
【地域の人】
「いいですね。普段は女房と2人だけだから若い子の声を聞くと若返りますね」
【西合志中学校 田崎 英明 校長】
「今年度は児童会、生徒会でリモートで会議をして、どこに恩返しをするか、どこをきれいにするか、子どもたちの方からアイデアを出していただいて始まった企画です」
作業は50分ほどで終了。学校では、こうした活動を通して地域に貢献できることの喜びを感じてほしいとしています。