心肺停止の男性を見事な連携で救う!3人を表彰【熊本】
3人の連係プレーが命を救いました。
ゴルフの練習中に心肺停止となった男性に対し、AEDを使って応急手当をした男性3人を熊本市消防局が23日、表彰しました。
表彰を受けたのは、熊本市のゴルフインストラクター藤木 琢也さん、会社員の宮崎 龍次郎さん、鎌田 日佐虎さんと、鎌田さんが勤務する西日本電工です。
藤木さんは今年10月、ゴルフ練習場で心肺停止となった70代の男性に心臓マッサージを行い、たまたま施設の改修工事に訪れていた宮崎さんは現場そばの会社にAEDを取りに走りました。
そして、現場に駆け付けた鎌田さんが素早くAEDでショックを実施し、男性は無事に社会復帰を果たしました。
【ゴルフインストラクター 藤木 琢也さん】
「苦しんでいる人がいたら一生懸命頑張って、元の元気な姿になってもらいたい一心だった」
【会社員 宮崎 龍次郎さん】
「フルに頭を回転させて、西日本電工さんは建物が新しいからAEDがあるだろうと思って走った」
【会社 鎌田 日佐虎さん】
「AEDが会社にあるのは分かっていたので、借りに来られてすぐ対応できた」
この会社では、そばに運動施設を備えた公園があることから今年4月、あえて建物の外にAEDを設置。
テレビの医療ドラマのファンだという藤木さんは「見よう見まねで体が動いた」と話し、鎌田さんは「消防団時代の研修が役に立った」と当時を振り返り、宮崎さんは「全力疾走で、自分の体力のなさを感じました」と語り、男性の無事を喜んでいました。
3人の連係プレーが命を救いました。