WILLとVISIONの投資詐欺 被害者が提訴【熊本】
全国で被害がでているWILLとVISIONの投資詐欺の問題で、熊本県内の被害者が25日、損害賠償を求め、熊本地方裁判所に提訴しました。
弁護団によりますと、提訴したのは県内に住む計11人です。
請求を求められたのはWILLとVISIONや、同社の幹部4人、九州内の代理店6社とその代表者などで、損害賠償の請求額はあわせて約1億4000万円ということです。
弁護団によりますと、WILLとVISIONの2社はカラオケやゲームなど複数のアプリが入っているというUSBメモリーを、約60万円で客に販売。
「それをレンタルすれば毎月2万円、3年間で計72万円を受け取れる」と言って勧誘し、契約させていました。
しかし実際にはアプリ運用の実態はなく、全国で支払いが途絶える被害が相次ぎ、消費者庁は2社に対し、これまでに業務停止命令などの行政処分を行いました。
熊本弁護団の原彰宏弁護士は、「WILLとVISIONの責任を追及し、少しでも損害額を回収していく」と話しました。