熊本県と熊本市 道路と公共交通の両面で連携 渋滞解消に取り組むことで合意【熊本】
熊本県と熊本市による調整会議が26日に行われ、木村知事と大西市長は交通渋滞対策について話し合いました。
会議では道路と公共交通の両面で連携し、渋滞解消に取り組んでいくことで合意しました。
熊本県と熊本市の調整会議には木村知事と大西市長のほか、幹部職員が出席。
今年度2回目の開催となった26日は、県内の渋滞状況や対策について、道路と公共交通の両面で熊本県と熊本市が連携して取り組んでいくことで合意しました。
道路面では、2027年度までに車の流れを良くするため、交差点の改良や信号の最適化を行うと発表。
熊本市の保田窪北交差点や熊本県立大学前の交差点など都市圏の東部エリアなど11カ所の交差点の改良を行う方針です。
また、国や県・市で連携し、10年以内に熊本都市圏に226カ所ある主要な渋滞箇所のうち約80カ所の改善に取り組むと発表しました。
【大西 熊本市長】
「TSMCの進出により交通需要の増加が進展している国体道路周辺を短期対策カ所としてピックアップした」
また、ピーク時の交通量を分散させるため9月に県や市などで実施した時差出勤や在宅勤務の効果が報告され、神水交差点や県庁通り入口交差点など、熊本県庁付近の主な交差点では、交通量の減少が確認されたということです。
【木村 知事】
「オール熊本での定着に向けて、実施企業の宣言や認定制度を考えたい」
この効果の報告を受け、熊本県と熊本市は来年度中に近隣の自治体や企業も含めた時差出勤を実験時の4600人から1万人規模に拡大する考えで合意しました。