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木村知事 生出演(前半)TSMCめぐる諸課題 第1工場は量産開始【熊本】

27日のTKUライブニュースは熊本県の木村知事がスタジオ生出演、県政の課題などについて話を聞きました。

台湾の半導体製造大手TSMCは菊陽町の第1工場について、12月、量産を開始したと27日明らかにしました。

連絡を受けた木村知事は、今年最後の定例会見で「地下水への影響や排水の状況をしっかり調査し示したい」と述べました。

台湾の半導体製造大手・TSMCは、日本で初めての工場を菊陽町に建設し、今年2月に開所。TSMCによりますと、第1工場は計画通り12月、量産を開始したということです。

TSMCは「日本の安定した先端半導体の生産拠点となり、グローバルな半導体エコシステムに貢献していきたい」とコメントしています。

【木村知事】
「今週JASMから第1工場が計画通り今、月量産段階に入り、操業を開始したと連絡を受けた」

木村知事はことし最後の記者会見で、12月23日にTSMCの子会社・JASMから量産開始の連絡を受けたと明らかにしました。

熊本県では、県民の地下水保全に対する不安の声があることから、26日からリアルタイムで地下水位を監視できるシステムを県のホームページで公開しています。

また、第1工場周辺の井戸や河川で、去年8月から定期的に有機フッ素化合物などの法規制外の物質も含めて環境モニタリングを実施。

第1工場の操業前と後で、水質の変化があるか、専門家による委員会の意見を踏まえ、公表する予定です。

【スタジオで木村知事に聞く】

【TSMCに関する質問】
・TSMC第1工場が量産開始、ここまでは順調?

・木村知事は8月に台湾のTSMC本社に出向き、第3工場の建設も要望、感触は?

・八代市にも県営工業団地を整備する計画を発表、TSMCによる経済効果をどう県全体に波及させる?

【蒲島県政とは〈ここが違う〉木村カラー】
木村知事は知事選で掲げた公約の実現に向け蒲島県政にはなかった様々な取り組みを進めています。

「地下水保全」や「渋滞対策」など5つの推進本部を県庁内に新たに立ち上げたほか、組織改編で「食のみやこ推進局」や「国際・くまモン局」を新設しています。

また、それぞれの市町村に出向き住民と対話する「おでかけ知事室」などを行っています。

【県民の関心高い地下水保全 熊本の宝どう守る?】

26日からTSMC第1工場近くに設置された観測井戸の地下水の水位のデータが
リアルタイムで確認できる「地下水位の見える化」が始まりました。

白川中流域では地下水涵養の動きも加速しています。今後、白川の上流、阿蘇地域でもこうした取り組みが必要ではないか。

【熊本都市圏の渋滞対策 どう取り組む?】

熊本都市圏の喫緊の課題、渋滞対策について、26日新たな動きがありました。

木村知事は26日大西熊本市長と調整会議を行い、来年度から3年以内に都市圏の30カ所の交差点の改良を行うなど具体的な対策を発表しました。

このなかで、ピーク時の交通量を分散させるために今年度、県市連携で取り組んだ
時差出勤について周辺の自治体や民間企業も巻き込み来年度中に1万人規模まで拡大し県民運動として定着させるとしました。

また、調整会議では中・長期的な対策についても方向性が示され、そこには中九州横断道路や3つの連絡道路いわゆる都市高速の計画も含まれています。

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