豪雨被災の『くま川鉄道』復旧工事の遅れから来年度内の全線再開を断念【熊本】
2020年7月の豪雨災害で被災した『くま川鉄道』は来年度内の全線再開を目指していましたが、復旧工事の遅れからこれを断念し、2026年度上半期内の全線再開を目指すと27日、発表しました。
これは27日の『くま川鉄道再生協議会』で明らかになったものです。
2020年7月の豪雨で被災し、部分運転が続く『くま川鉄道』は当初、来年度内の全線再開を目指し、復旧事業に取り組んできました。
しかし、豪雨で流失した球磨川第四橋梁の架け替え工事で地中から大きな石や強固な岩盤層が見つかったことから工事の遅れが発生。
工法の変更などに取り組んだものの、残りの工事や工事終了後の検査や試運転などがあることから当初、目標としていた来年度内の全線再開を断念し、2026年度上半期内の再開に目標を変更したということです。
『くま川鉄道』の永江 友二 社長は「一日も早い全線再開を目指し、努力してきましたが、再開を延期することになり、利用者の皆さまにご迷惑をおかけして申し訳ない」と話しました。