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美里町合併20周年記念 新しい〈まちの歌〉に込められた思い【熊本】

下益城郡美里町の合併20周年記念に、新しい〈まちの歌〉が作られました。レコーディングには地元の中学生たちが参加しました。新しい歌に込められた思いに迫ります。

熊本県の中央に位置する下益城郡美里町です。

2004年に中央町と砥用町が合併。11月に20周年を迎えました。

【生徒】
「こんにちは」

美里町立中央中学校の生徒たちです。

全校生徒95人で新しいまちの歌を合唱し、レコーディングを行います。

合併20周年を記念して新しく作られた歌。タイトルは『美しい里 美里町』です。

【作曲者 出田 敬三さん】
「〈みさと〉は響きがいい。漢字も美しい里だからこれを強調したい」

作曲したのは、平成音楽大学の初代学長出田 敬三さんです。
【出田さん 指導の様子】
「最初は少し優しく、バラード調」

この日は、出田さんが中央中学校を訪れ、生徒たちを指導しながらレコーディングを行いました。

【歌】
歌詞は公募され、全国から集まった37の作品から富山市に住む寺西 章さんの作品が選ばれる。

【作曲者 出田 敬三さん】
ここには3333段の石段がある。〈美しい里〉と階段をバーっと駆け上るような
皆の毎日の生活や夢、希望。メロディーにも工夫をしている」

【美里町立中央中学校3年 泉 優風さん】
「初めて1・2・3年と学校全体が本当に一つになって一つの歌を歌えた。すごく楽しく、うれしかったです。『美しい里~♪』のところはみんなで大きい声を出して、どんどん盛り上げていけたからそこが好きです」

美里町立砥用中学校の全校生徒74人の歌声もレコーディングされました。

【美里町立砥用中学校3年 坂口 和詩さん】
「自分にとって美里町は伝統的な文化や祭りがあり、地域の皆さんと中学生たちがみんなで触れ合えるような楽しい地域だと思っています。これまでもみなさんがつくり上げてきた町だと思うので、これからも絶えないようにみんなで強い気持ちを乗せて歌いたいと思います」

11月1日に開催された美里町合併20周年記念式典。

二つの中学校の3年生たちが『美しい里 美里町』を合唱しました。

【作曲者 出田 敬三さん】
「音楽を通じて、若者が町の誇りとしてこの歌を歌い継いでいただきたいという願いがある。素晴らしかったと思う」

【美里町 上田 泰弘 町長】
「〈良い歌だな〉と改めて思った。町民の皆さんに元気を与えられる歌になったら、うれしい。30年、40年、50年とこの美里町が続いていくように頑張っていきたい」

新しい〈まちの歌〉『美しい里 美里町』。若く伸びやかな歌声が町の新たな門出を祝いました。

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