熊本市庁舎建て替えの賛否 住民投票求める市民グループが集会
熊本市の本庁舎建て替えをめぐって1月14日に開会する臨時議会を前に10日夜、市民グループが集会を開きました。
集会を開いたのは『市庁舎建設の賛否を問う住民投票をすすめる会』です。
この市民グループは、庁舎の移転建て替えの賛否を問う住民投票条例の制定を求め12月、約1万9000人分の署名を添えて大西市長に直接請求しています。
集会には市民約80人のほか住民投票を求める5人の市議が参加。
その中で「およそ2万筆の思いを議員がどう判断するのかが重要」や「建て替えの賛否を判断する材料が少ない」などの声が上がりました。
大西市長は、「条例制定の直接請求の意義は理解している」とした一方で「住民投票は議会や市民との6年以上に及ぶ熟議を顧みないもので認めがたい」などとする反対意見を付けて条例案を1月14日に始まる臨時議会に提出する考えです。