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また1リットル当たり約5円値上がり ガソリン価格高騰で悲鳴【熊本】

政府による補助金の縮小で続く燃料価格の高騰。16日からさらに縮小され、レギュラーガソリンや灯油などが1リットル当たり5円程度値上がりしました。

相次ぐ値上がりに県民からは、ため息まじりの声が聞かれました。

政府は、2022年1月からレギュラーガソリンの小売価格が1リットル当たり、175円程度になるよう石油元売り各社に補助金を支給するなど、燃料価格の負担軽減策を続けています。

しかし去年12月、自民・公明・国民民主の3党で『103万円の壁の引き上げ』などと併せ、ガソリン補助の段階的な縮小で合意しました。

これにより、12月19日からは1リットル当たり5円ほどの値上がり、16日からはさらに、約5円値上がりし、1カ月もたたないうちに約10円負担が増える見込みです。

こちらは熊本市東区にあるガソリンスタンド。

きのうはレギュラーガソリン1リットル当たり168円で販売していました。

【給油に来た人】
(明日から5円ほど上がるが…)「知っていました。だからきょう急きょ入れに来た」「家計に響く」

【給油に来た人】
「会社を経営しているが、ガソリン代はきつい」「仕事に使うので、相当、車に乗る。だからこそ、きつい」

【店員】
「きょうは特に多い」

およそ1時間の取材でしたが、給油待ちの車が途切れることはありませんでした。そして、きょう。

【田中記者 リポート】
「きのうはレギュラー1リットル当たり168円のこちらのガソリンスタンドですが、きょうは173円と5円値上がりしています」

【給油に来た人】
(きょうから5円上がったが…)
「全然知らなかったです」
「すごく高いですね。いま170円を見て、びっくりした」

【給油に来た人】
「きのうまで仕事で休みが取れなかったので、仕方なく…」
「(止まらない値上げを)どうにかしてほしい。皆さんと気持ちは一緒です」

【カーエネクス桜木SS(肥後石油) 藤井 孝文マネージャー】
「これだけ値段が上がってくると我々だけではなく、家庭の出費が増えてくると思うので、なるべく安くお客さまには提供したいと思っています」

一方、こちらは阿蘇市にある大観峰茶店です。

来店客を暖かく迎えるため、例年5月ごろまでストーブを設置しているということですが、その燃料となる灯油も16日から値上がりしました。

【大観峰茶店店員 榊敏 恵さん】
「営業開始から閉店までストーブをつけるから1日で半分以上(灯油が)減る」「(値上がりは)ちょっとつらいが、お客さまをお迎えしますのでこの時期は、暖かくしておかないと…」

生活に直結するガソリンや灯油などの値上がり。

家庭や店舗など様々な場所で影響が懸念されます。

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