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『子ども大学くまもと』3月に3回目の開講へ 学食の提供も【熊本】

『こうのとりのゆりかご』で出会った2人が届ける教育プロジェクト・子ども大学くまもと。3月に3回目の開講をすると発表されました。

3回目は、一日を通して講義が行われ、子どもたちへ学食の提供も行われるということです。

【宮津 航一 理事長】
「こういう生き方があるんだな、こういう職業があるんだな、そして『ゆりかご』については熊本にはこういうものがあるんだと子どもたちに知ってもらい、将来に生きる学びになる講義が今回も届けられればいいなと思っている」

子ども大学くまもと理事長は、親が育てられない赤ちゃんを匿名でも預かる慈恵病院の『こうのとりのゆりかご』に預け入れられ、成長した現在熊本県立大学3年の宮津 航一さん。

そして学長は、『ゆりかご』の開設当初から運用に携わった慈恵病院の元看護部長 田尻 由貴子さんです。

命の大切さを伝えることは子ども大学くまもとの大きな柱の一つ。

次回も2人は登壇し、『ゆりかご』をテーマに子どもたちに話をするということです。

その次回は3月2日、崇城大学のSoLAホールで一日を通して開講され、講師は佐賀県で『志共育』を掲げ活動している福井 秀平さん、熊本市の元食肉解体作業員で絵本『いのちをいただく』の原案者・坂本 義喜さん。

そして、当日は大学側の協力で、初めて子どもたちへ学食が提供されるということです。

【田尻 由貴子 学長】
「『いただきます』の意味を講師に伝えていただくので、(学食で)子どもたちが共有できることは『いのち学』と通じるものと思う」

子ども大学くまもと、参加対象は小学4年から6年生までの子どもとその保護者合わせて400人。

そして3月開講の次回は一般の参加も可能ということです。

申し込みは、子ども大学くまもとのホームページなどで受け付けています。

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