今夏の参院選熊本選挙区 立憲県連が元熊本県副知事の小野 泰輔氏に出馬打診【熊本】
この夏の参議院選挙をめぐり立憲民主党県連は、元熊本県副知事で前の衆議院議員、
小野 泰輔さんに熊本選挙区から党公認候補として出馬するよう打診していたことが
分かりました。TKUの取材に小野さんは「全国的に政権交代に向けた大きなうねりが起きるか見極めた上で判断したい」としていて、態度を保留しています。
小野さんは東京都出身の50歳。東京大学法学部在学中、当時、教授だった蒲島前知事のゼミに参加。2008年、知事に就任した蒲島さんの要請を受け熊本県の政策調整参与に。県政策参与を経て、2012年、38歳のときに副知事に起用されました。その後、2020年、副知事を辞任し、東京都知事選に出馬するも落選。しかし、翌年の衆院選に日本維新の会の公認で東京1区から立候補し、比例復活で初当選を果たしました。
去年の衆院選で議席を失った後は、家族が暮らす熊本に拠点を移し、今後は無所属で活動する考えを示していました。立憲民主党県連の鎌田 聡代表は12月中旬、小野さんと面会し、参院選熊本選挙区から党公認候補として出馬するよう打診したということです。
打診の理由について鎌田代表は「元副知事で県政の課題を熟知し、一定の知名度があることを評価した」と話しています。
小野さんはTKUの取材に「1月24日から始まる通常国会の議論や野党の動きを注視し、全国的に政権交代に向けた大きなうねりが起きるか見極めた上で判断したい」としていて、態度を保留しています。
参院選熊本選挙区には自民党・現職の馬場 成志さんが3回目の当選を目指し、立候補を予定しています。