人吉市で倉庫に火をつけたか 土木作業員の男を再逮捕【熊本】
去年11月、人吉市で倉庫に火をつけ、全焼させるなどした疑いで現場近くに住む28歳の土木作業員の男が20日、再逮捕されました。
男は、「放火はしていない」と容疑を否認しているということです。
非現住建造物等放火と現住建造物等放火未遂の疑いで再逮捕されたのは、人吉市下原田町の土木作業員、尾方 隼人 容疑者(28)です。
警察によりますと、尾方容疑者は、去年11月20日の夜、人吉市下原田町で69歳の男性が所有する倉庫に火をつけ、全焼させたほか、2階建て住宅と納屋の一部を焼損させた疑いが持たれています。
火災発生当時、住宅では、男性とその妻が寝ていましたが、火事に気付いた人から起こされ、逃げ出して無事でした。
実況見分を行った結果、特に燃え方がひどかった倉庫に火の気がなく、警察は、放火の可能性が高いと判断。
防犯カメラの映像を調べたり、周辺で聞き込みを行ったりして尾方容疑者を特定し、20日、逮捕しました。
調べに対し、尾方容疑者は「近くにはいたかもしれないが、放火はしていない」と容疑を否認しているということです。
尾方容疑者は、同じ去年11月に、神社でさい銭などを盗んだり農産物の直売所でポスターなどを盗んだりした疑いでも逮捕されています。
尾方容疑者と被害者の男性は、顔見知り程度だったということで、警察が動機などを調べています。