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長洲町でワラの的を奪い合う「的ばかい」【熊本】

一方、玉名郡長洲町では19日、ワラの的を奪い合う「的ばかい」が行われました。

四王子神社の「破魔弓祭」は、約850年前、安置された稲ワラの敷物を氏子たちが
魔除けとして奪い合ったのが始まりとされています。

19日は、神幸行列と共に直径60センチの「的」が運ばれた後、宮司が3回、弓を放つ『三射の儀』を行い、今年の豊漁と豊作を占いました。

そして、最大の呼び物でもある的の奪い合い『的ばかい』へ。

本殿前には、締め込み姿の男性約100人が集いました。

【始まりノイズ】

血気盛んな「ばかい衆」たちは威勢の良い掛け声とともに稲ワラを奪いあいます。

御利益にあやかろうと力ずくで、稲ワラを奪う男性たちは力水を浴びながら境内を回ったあと的を掲げて奉納しました。

【参加者】
「ことし62(歳)になる15歳の時から出ている。やっと正月が来たな」
【最高齢 83歳の参加者】
「的ばかいになるとうずうずする」

祭りで使われた的は地元の長洲小校区の16町内分に切り分けられ各家庭に配られるということです。

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