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天候不順により葉物野菜の価格高騰 キャベツは平年の約3.4倍【熊本】

天候不順により野菜の価格変動が大きくなっています。特に葉物野菜の価格が高騰。その中でもキャベツは平年のおよそ3.4倍という高値となっています。この状況はいつまで続くのでしょうか?

朝から活気あふれるのは、熊本市西区の熊本大同青果です。

いま野菜価格の高騰が深刻です。

【熊本大同青果 竹原由幸 専務取締役】
「夏場から秋、今まで長期間にわたって野菜の高値が続いている」
「葉物関係、キャベツや白菜、ネギ、ブロッコリー、こういうものが特に高い」

こちらは農林水産省が全国470店のキャベツの小売価格を調査した結果で、去年8月上旬に1キロ当たり平均178円でしたが、1月には553円まで上昇。平年の
およそ3.4倍となっています。
(1月21日更新/食品価格動向調査)
高騰の理由については、去年の夏場の高温や12月の低温・干ばつの影響により小玉傾向となり、出荷数が減っているためといいます。
そして、竹原さんによると今回は特徴的な動きがあるそうで…

【熊本大同青果 竹原由幸 専務取締役】
「普段であれば高値になると売れが落ちて、すぐに値段が下がる。今回に関してはずっと高い。供給量が長期間にわたって不足している状態」
そんな中、まちの八百屋として地域の食卓を支える熊本市中央区帯山の後藤商店を20日訪ねると…

【浜田友里子アナウンサー】
「数ある野菜の中でも特に大根39円、トマト69円、そして高いと言われているキャベツは39円!非常に安いです」

【買い物客】
「(野菜が)高い。困っている。(値段が他店の)半分くらいのときもあるし
すごく安くて助かる」「これは安い。他店の半値」

なぜこのような価格で販売できるのでしょうか。
【後藤商店 後藤万久代表】
「なるべく商品に手間をかけない、裸で出したりとか。量を多めに入れたりして(資材費を)安く。あとは市場で『お客さんにこの値段で売りたいからこの値段で』という買い方をするのでそういうところかな」

先ほどの39円キャベツも少し小玉だったり、大根も曲がっているものがあったりしますが、調理して食べる分には問題なしです。

【後藤商店 後藤万久代表】
「うちの店でも通常より3~4割 値は上がっている。できる限りのことはしたい」
さて気になる今後については…

【熊本大同青果 竹原由幸 専務取締役】
「ある程度は落ち着くと思う、いまの値段よりは。でも例年よりは高い状態は続くとみている」

竹原さんによりますと、キャベツに関しては今後の天候にもよりますが、3月下旬から4月にかけて春キャベツが出回るため、価格は落ち着くのではないかということです。

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