熊本のニュース一覧

南相馬市のマーチングバンドが球磨村でコンサートを開き交流【熊本】

東日本大震災の被災地、福島県南相馬市を中心に活動するマーチングバンドが、
2020年7月豪雨で被災した球磨村でコンサートを開き交流を深めました。

【マーチングバンド『Seeds+』メンバー】
「大きな災害が起きましたが、地域のつながりやたくさんの方々の支援に支えられて
福島は確実に復興しています」

球磨村の球磨清流学園を訪れコンサートを開いたのは、福島県南相馬市の小学生から高校生までで構成するマーチングバンド『Seeds+』です。

Seeds+は震災前は全国大会の常連校だった南相馬市の小学校のマーチングバンドを母体に活動している団体で、音楽活動を通して東日本大震災の教訓や福島の現状を伝える活動に取り組んでいます。

今回の訪問は、2020年7月豪雨で甚大な被害を受けた球磨村の住民との被災地同士の交流を深めようと開かれたもので、住民などおよそ300人が会場を訪れ演奏を楽しみました。

また、コンサートには人吉市の人吉第一中学校の吹奏楽部も特別出演。被災地をつなぐ演奏が会場に響くと観客も総立ちになって演奏を楽しみました。

【観客】
「涙、涙です。みんなで支え合っていかないとね」

【球磨清流学園 長船 拳志郎さん】
「球磨村の人たちや福島の人たちと関われて楽しかったです。球磨村の人たちだけでなく、みんなと協力して復興していきたい」

【Seeds+ チューバー担当佐藤 陽那太さん】
「みんなが笑顔だったので幸せです。どの地域も大変なことがあると思うが、交流することで〈頑張らなきゃ〉という気持ちがお互いに高まり合うと思う」
福島南相馬市と球磨村、およそ1600キロ離れた被災地同士の交流は、それぞれが抱える課題や復興への取り組みを前に進める大きな力となったようです。

プッシュ通知でTKUの番組やイベントの
最新情報をお届けします!