熊本市電の脱線事故など受け 九州運輸局が市交通局に行政指導
九州運輸局は、熊本市交通局に対し『軌道の安全輸送の確保』について22日付で行政指導を行いました。
これは去年の大晦日にレールの幅が広がっていたことにより熊本市電が脱線した事故や、その後、1月に入って新たにレール幅の整備のため運休したことなどを受けて行われたものです。
九州運輸局は、市交通局に対し全線で安全性を再確認し現在の軌道の維持管理方法について改めて検証することなどを求めています。
これを受け、市交通局は既に異常が見つかっている5カ所について年度内に工事を終わらせるとともに、これまでより詳しい点検が可能な新たな機器を導入し、年度内に全線のレールの点検を行う方針です。