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公務員目指す学生が水俣病の歴史や教訓など学ぶ【熊本】

公務員を目指す学生たちが先日、水俣市を訪れました。

学生たちは「公害の原点」水俣病の歴史や教訓などを学びました。

これは、公務員として地域社会に貢献する視点を養おうと、熊本市西区にある『専門学校公務員ゼミナール熊本校』が毎年、行っているものです。

1月17日、水俣市で行われたフィールドワークには約20人の学生が参加。

まずは、環境総合技術センターの工場を見学し、収集した生ごみからたい肥をつくる自然循環型食品リサイクルシステムについて島田 好久 代表から説明を受けました。

その後、一行は、水俣病の歴史や被害の実態について学ぶため、原因物質のメチル水銀を含むヘドロが埋め立てられた『エコパーク水俣』を訪問しました。

【水俣病センター相思社 辻 よもぎさん】
「埋め立て地の先端で『親水護岸』と呼ばれる場所。皆さんが立っている約4メートル下にヘドロと水銀が埋まっている」

講師を務めた水俣病センター相思社の辻 よもぎさんは「埋め立て工事が行われた当時、既に不知火海全域に水銀汚染が広がっていて、全ての水銀を取り除くことは不可能だった」と解説しました。

【参加した学生】
「4月から市役所職員として仕事を始める。公務員として(地域の人たちを)支える立場になると思うし、市民の力に一番になれるよう仕事をしていきたい」

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