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プロボクシング元アジア王者 森武蔵選手が病気のため現役引退【熊本】

続いてはプロボクシングの話題です。菊池市出身でアジア地域や東洋太平洋のチャンピオン経験もある森 武蔵 選手が、病気のため現役を引退することが分かりました。

菊池市泗水町出身の森武蔵選手は現在25歳。プロ通算で17戦15勝(7KO)1分1敗の成績を残しています。武蔵選手は2016年にプロデビュー。スピードある左ストレートで瞬く間に頭角を現します。

プロ8戦目には史上最年少の18歳でWBOアジアパシフィックフェザー級チャンピオンに。

その後、階級を上げ、東洋太平洋スーパーフェザー級のベルトを獲得するなどアジアの2大タイトルを制し、将来の世界挑戦が期待されていました。

武蔵選手によりますと、異変が襲ったのはおよそ2年前、スパーリングの最中に
激しいめまいの症状が出始めたということです。
また、さほどダメージがない状態でも試合中に意識が薄れるなどしたことから
精密検査を受けた結果、甲状腺ホルモンと血糖値の異常が見られたということです。


その後、投薬治療なども試みましたが、トレーニングや減量ができる状態に回復する見込みがないことから志半ばで無念の引退決意となりました。

武蔵選手はTKUの取材に対し、「世界のベルトを目指す途中で悔しい気持ちもありますが、命をかけて戦うボクシングの特性上、これ以上の現役続行は難しいと判断しました。多くの方に応援いただきリングで戦えたことを誇りに、今後の人生も精いっぱい歩んでいきます」とコメントしています。

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