熊本市は来年度、南熊本駅と市中心部を結ぶ快速バスの実証実験を行う方針【熊本】
混雑が課題となっているJR豊肥線の新水前寺駅。熊本市は、混雑緩和と、市中心部へのアクセス強化のため、隣の南熊本駅を活用する計画です。熊本市は来年度、南熊本駅と市中心部を結ぶ快速バスの実証実験を行う方針です。
JR豊肥線はTSMCの進出に伴い利用者が急増。
熊本市中心部に向かう人が多く利用するJR新水前寺駅では、市電に乗り換える人の積み残しが課題となっていて、市は新しいバス停の設置も検討しています。
28日の市議会・一般質問。熊本市が新たな一手として計画している『南熊本快速バス』について藤山英美議員が質問しました。
【藤山英美議員(新風熊本)】
「快速バスで結ぶことにより新水前寺の乗降客の一極集中を緩和し、市電の混雑を緩和する効果があると思う」
『南熊本快速バス』はJR新水前寺駅の一つ先の南熊本駅で降り、バスに乗車。終点は桜町バスターミナルを想定しています。バス停で止まらない快速バスのため時間が短縮できるとしています。
【大西一史熊本市長】
「新たな人流の創出による南熊本駅の拠点性の向上、南熊本駅を経由する
バス路線の合理化など、その効果を多面的に波及させたい」
熊本市は実証実験の経費として新年度予算案に1100万円を計上。
来年度中に実証実験を行い、利用者の意見を聞くなどし、検討を進める方針です。