八代市内の高校でノロウイルスによる集団感染か 生徒ら66人に症状【熊本】
熊本県は八代市内の高校でノロウイルスの集団感染が発生し生徒や教員など合わせて66人が嘔吐などの症状を訴えていると明らかにしました。
県健康危機管理課によりますと、八代市内の高校では1年生が2月18日から3泊4日で修学旅行を行い、教員などを含む合わせて90人が参加していました。
旅行から戻った後、医療機関から「生徒2人のノロウイルス陽性が判明した」と八代保健所に連絡がありました。
保健所が調べたところ修学旅行に参加した多くの生徒が体調不良を訴え、66人に嘔吐や下痢などの症状が出たといいうことです。
保健所は旅行先で利用した飲食店などで同様の報告はなかったため、旅行中の集団行動が原因でノロウイルスによる感染性胃腸炎が広まった可能性が高いとみています。
県は丁寧な手洗いを心がけるほか、調理の際には食品を十分に加熱するよう、注意を呼びかけています。