熊本市の副市長人事案を大西市長正式表明 大腸がん検査の無償化は10月以降開始目指す
熊本市の大西市長は4日、副市長に田中 俊実 上下水道事業管理者を起用する人事案を正式に表明しました。
一方、4日の議会では大腸がんを早期に発見するための検査の無償化についてことし10月以降の開始を目指すと明らかにしました。
【大西市長】
「田中俊実氏を新たに副市長に選任したいと考えております」
4日の議会運営委員会で、大西市長は2人の副市長のうちの1人で3月末で任期満了となる深水 政彦副市長の後任に田中 俊実 上下水道事業管理者を起用する人事案を明らかにしました。
【大西市長】
「組織の中でも慕われているし信頼できる人物。検討しなければいけない分野が非常に広いので、総合的に支えてほしいとお願いしたいと思っている」
また、4日大西市長は、『財産の取得』として新年度分の学校給食の食材費約40億円、そして同じく保育所の給食食材費6450万円の議案も表明。
これは、条例で予定価格4000万円以上の財産の取得には議会の議決が必要とされているにもかかわらず、市教委が2015年度以降総額7億円を超える教師用指導書を議決を経ず購入していた問題が去年発覚したことを受けての対応です。
市は給食用食材についてあらかじめ年間の上限費用を設定し、議決を得た上で食材の購入を行うことにしました。
議案はいずれも、最終日の3月24日に採決が行われます。