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脳腫瘍と闘う ビーチサッカー中原 勇貴 選手が闘病生活を語る 小学生に向け講演会

自身の闘病体験、そして生きる意味を語りかけます。

脳腫瘍と戦いながら現役のビーチサッカー選手として活躍する中原 勇貴 選手が、先日、小学生に向けた講演会を開きました。

熊本市出身でビーチサッカーの元日本代表・中原 勇貴 選手。

【2021年2月に病気が判明】
【4月に手術】

脳腫瘍という重い病と闘いながらプロのビーチサッカー選手として第一線でプレーを続けています。

【2月28日】
この日は合志市立西合志南小学校でリフティングをしながら子どもたちの前に登場。

「がん」に関する教育の講師として招かれ、自身の闘病生活について語りました。

【アヴェルダージ熊本 中原 勇貴 選手】
「そうだね、脳腫瘍っていうのは簡単に言うと『頭の中にできるがん』のことを言います」「しかもその時に(主治医)の先生に言われた言葉が『あなたの余命は5年から10年です』って言われました。余命ってわかるかな?」

病気によって何気ない日常のありがたみに気づかされたという中原選手。

【5年生・135人】
多感な時期に差し掛かり始める小学5年生へ

「一日を大事に過ごしてほしい」と語りかけます。

【アヴェルダージ熊本 中原 勇貴 選手】
「(私の)お父さん・お母さんはメチャクチャ泣いてたし」「もちろん、頭真っ白になったあとに」「だったらやりたいことをやり続けよう。これからどんどんチャレンジしていこうっていう気持ちがものすごく強かったです」

ビーチサッカーのほかに、実はイラストを描くのが得意な中原選手。

近年では個展を開くほどその腕前が充実してきています。

手描きのイラストも交えながら苦しかった日々と復帰までの道のりを子どもたちに伝えました。

【西合志南小・5年 荒川 泰地くん】
「改めて命の大切さを学んで自分もサッカーをやってるから」「一日を大切にするっていうところが心に刺さりました」

【西合志南小5年 川喜多 祐信くん】
「人の支えや学校の仲間、家族の支えがあることを忘れず、生活していきたいと思いました」

講演のあと、子どもたちとボールを蹴り、つかの間の交流を楽しんだ中原選手。その頬には穏やかな笑みが浮かんでいました。

中原選手の所属するアヴェルダージ熊本の新シーズンは来月開幕。

【4月12日・13日に菊陽町「エボレパーク」】

悲願の日本一を目指し、4月12日から熊本で始まるビーチサッカートップリーグに出場します。

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