『チャリチャリ』JR豊肥線沿線対象エリアを広げるため熊本市は事業者と協議
熊本市は自転車シェアサービス『チャリチャリ』について、JR豊肥線沿線にも
対象エリアを広げるため、事業者と積極的に協議していくと明らかにしました。エリアのさらなる拡充で渋滞緩和を狙う考えです。
【秋山義典 市都市建設局長】
「今後、豊肥本線など需要が見込まれる地域はエリア拡充に向けて事業者と積極的に話し合う」
熊本市が今年度から本格運用している自転車シェアサービス『チャリチャリ』。
5日の熊本市議会本会議で、自民党の田島幸治議員がJR豊肥線沿いにある〈空白エリア〉の存在を指摘しました。
JR豊肥線沿線では、竜田口駅までは既に対象エリアとなっています。
さらに去年10月から菊陽町が実証実験を始めたことにより、沿線では現在、武蔵塚駅周辺だけが取り残されている状態です。
この空白エリアについて市は「交通結節点であり、渋滞解消の役目も期待できる」
などとして事業者と積極的に対象エリアとする協議を進めていくことを5日、明らかにしました。
また、再来年度までに新たに、西熊本駅周辺県民総合運動公園周辺を対象エリアとする見込みで、自家用車から公共交通への転換を促すことで渋滞緩和を狙います。