子供たちも参加、益城町出身ダンサー葉山悠介さん手がけるダンス劇再び上演へ【熊本】
益城町出身のダンサー葉山悠介さんが手がけるダンス劇、再び上演です。満員御礼となった前回の公演からおよそ4カ月。今度はオーディションで選ばれた子供たちも参加し3月16日に益城町で上演されます。
【ダンサー・葉山 悠介さん】
「日常のパワーを希望に換えて新たな人生の旅に出られるような作品にしたい」
去年11月、熊本市で上演されたダンス劇『孤独も深みになるたびに』。
益城町出身のダンサー、葉山悠介さんが手がけるこの作品は、孤独や生きづらさに
向き合いながらも希望を見いだしていくストーリーで、ピアノやバイオリンの生演奏も見どころです。
オーディションで選ばれた子供たちも加わり、3月16日に益城町文化会館で
再び上演されることになりました。
本番まで1カ月を切った2月23日、熊本市のスタジオでは、これまでのキャストと、オーディションで選ばれた子供たちによる初めての合同練習が行われていました。
出演者たちは振り付けを確認しながら作品のイメージを共有し、息を合わせます。
【ダンサー・葉山 悠介さん】
「イメージとしては気が合わない感じ。一緒になったかなと思ったらみんなでいなくなって、1人、孤独。『俺は元気になったけど、みんなはそれぞれのタイミングで
元気になって旅立って。やれるときは一緒にやりましょう』みたいな感じに持っていけるといいなと思う。それを踊る、踊らない、で表現したいと思っている」
【高藤來々さん】
「明るさと暗さをはっきりさせて、最後には、みんなで笑顔で終われるようにしたい」
【小山愛蓮さん】
「孤独さがメインなので、強弱などをはっきりさせて頑張りたい」
葉山さんも地元での開催に気合が入ります。
【ダンサー・葉山悠介さん】
「益城町は地震から復興に向かっていくところが、劇の日常に起こったマイナスから
プラスになっていく過程を描いているところと少し重なる部分がある。何かを抱えている人、見てすっきりしたい人に来てほしい」
ダンス劇『孤独も深みになるたびに』は3月16日・日曜日、益城町文化会館で上演。
チケットは益城町文化会館のほか、熊本県立劇場などで購入できます。
◆チケット 4000円
(全席自由)