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旅のアイデアを考える 外国人留学生の観光ワークショップ【熊本】

県内の大学で学ぶ外国人留学生たちが熊本の観光ルートを提案するワークショップが先日、開催されました。

参加者たちは南阿蘇村などを訪れ、母国の家族や友人にPRしたい旅のアイデアを考えました。

熊本大学と県立大学で学ぶ5カ国11人の留学生が参加した観光ワークショップは、熊本空港を運営する熊本国際空港が去年に引き続き企画しました。

熊本の魅力を感じる旅のプランをバスツアーで考え、母国の家族や友人、SNSを通じて広げてもらおうという狙いです。

【熊本国際空港・地域連携部 磯田 将人 次長】
「熊本空港は国際線が増えてインバウンドも好調だが、このような取り組みを継続して観光需要の掘り起こしをしたい」

留学期間中、なかなか県内を観光する機会がない一行はまず、西原村の萌の里ワンピースのナミ像へ。

【参加した留学生】
「(ワンピースはとても有名。アメリカの友人たちも大好きです」
「熊本は人が親切で最高」

そしてツアーバスは南阿蘇村へと入り、熊本地震ミュージアム『KIOKU』の語り部から震災からの復興の歩みを学びます。

東海大学の学生たちが学んでいた地で、あの日、何が起こったのか…。

【語り部】
「私はここで授業をしていました。実はこの写真に地震で亡くなった学生も写っています」被災した人々が語るきょうまでの道のりを留学生たちはどう感じたのでしょうか?

【参加した留学生】
「いちばん感情が揺れたのは、不測の事態で無常を感じた人間の無力さや弱さを強く感じた」

次に訪れたのは、日本文化を体験できるとインバウンド客に大人気のコース『そば打ち体験』です。

悪戦苦闘しながら自分たちで作る昼食です。

【留学生】
「おいしい」

熊本空港を見学した留学生たちはこの日のコースや熊本で暮らす中で見つけたお勧めスポットなどをグループワークで話し合い観光コースを発表。

熊本国際空港では、これらの意見を参考に、今後、旅行会社や航空会社に熊本の旅を提案していくことにしています。

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