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日本語学校で卒業式 ウクライナから避難した学生も 学校生活振り返り新たな一歩【熊本】

熊本市にある日本語学校で10日、卒業式が行われ、日本の言葉や文化を学んだ学生たちが旅立ちました。

式では、ウクライナから避難している学生が答辞を述べ、2年間の学校生活を振り返りました。

卒業礼拝の讃美歌から始まったのは熊本市中央区にある熊本YMCA学院日本語科の卒業式です。

1年半と2年間の2つのコースで日本の言葉や文化を学んだ63人が10日、旅立ちの日を迎えました。

尾道 一幸 校長は「言葉や文化の違いを尊重し対話をすることで、新たな関係を築くことができる。母国と日本の架け橋として活躍することを願う」と式辞を述べました。

式には、ネパールや中国などさまざまな国の学生が出席。

その中の1人、マリーナ ザミコブスカさんはウクライナから避難するために2022年に家族と共に来日し、2年間、この学校に通いました。

【マリーナ ザミコブスカさん】
「漢字と読解が特に難しく、時には漢字の夢を見ることもありました。しかし、先生方はとても優しく楽しく教えてくださって授業はいつも面白かったです」

【マリーナ ザミコブスカさん】
「日本での経験を生かしてウクライナの人々のために慈善活動に取り組んでいきたい」

卒業生は今後、日本の大学に進学したり企業に就職したりする予定で10日、それぞれの新たな一歩を踏み出しました。

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