熊本市立小学校で階段から転落し児童骨折 いじめの可能性「重大事態」と認定
熊本市立小学校で今年1月、男子児童が階段から落ち、足を骨折する大けがを負っていたことが分かりました。
学校は、児童がいじめを受けていた可能性があるとして重大事態と認定。
市教育委員会が詳細な調査を始める見通しです。
熊本市教育委員会によりますと、男子児童は1月、熊本市立小学校の校内で階段から転落し、足を骨折しました。
その際、児童の同級生が関係していた可能性があり学校が調査。
学校はいじめ防止対策推進法に基づく重大事態と認定しました。
市教委は11日、学校から報告書の提出を受け市長へも報告。
今後詳細な調査に入ることにしています。
市教委によりますと、去年5月に男子児童が同級生から「死ね」「出しゃばるな」などの暴言を受けた、と保護者が学校に相談していたということです。
12日の市議会、教育市民委員会に出席した遠藤 洋路 教育長はTKUの取材に次のように答えました。
【熊本市 遠藤 洋路 教育長】
「今後の調査の進め方は、保護者と相談しながら、まず子どもや保護者の気持ちを第一に、その気持ちに沿えるように調査を進めたい」
市教委は第三者委員会の設置も含め検討し、保護者の要望を踏まえて調査を進めるとしています。