熊本市の下水道管路重点点検35カ所で修繕必要も「安全に影響なし」
埼玉県八潮市で道路が陥没しトラックが転落した事故を受け、行われた下水道管路の重点点検についてです。
市は合わせて35カ所で修繕が必要としたものの「直ちに安全に影響するものではない」と結論付けました。
これは12日の熊本市議会環境水道委員会で上下水道局が報告しました。
上下水道局は八潮市の事故との類似箇所など合わせて約250キロメートル・455カ所を点検。
このうち今回新たに見つかったコンクリートの剥離などの『異常』が9カ所、それに過去の調査以降経過観察を続けていた26カ所も合わせ、全部で35カ所について修繕が必要としました。
【12日の環境水道委員会・高本 一臣 委員】
「経年劣化というふうに、原因をみた方がいいのか。地盤の状況によってそうなりやすかったのか」
【上下水道局下水道維持課】
「老朽化もあると思うが、腐食の影響も否定できないと思っている。またコンクリートの剥離に関しては、熊本地震等もあり、そういった影響も少なからずあるのではないかと思っている」
一方、上下水道局は、直ちに道路の陥没など安全に影響するものではなかったとして、「今後、速やかに修繕を実施する」と述べました。